こべるん ~変化していく神戸~

再開発や超高層ビルの誕生によって変化していく神戸の街並みを追っています。

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三宮プラッツ改修計画 

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地下鉄海岸線の開通と三宮中央通りの改修に伴って整備された地下通路、駐車場の出入り口となっている屋外地下空間。京町商店街のエントランス側とあって何か賑わい創出に利用できないかと思っていましたが、神戸市はここを「三宮プラッツ」と命名し、イベント開催空間としての活用を図る事を検討。

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暫定的にベンチを置いたり、人工芝を敷いたりして実験的にミニコンサートなどのイベント開催を行なってきましたが、本格的な運用に向けて、この空間をよりシンボリックなイベント兼憩いのスペースとして認識されるよう改修を計画。その改修内容について公募型プロポーザルを実施しました。

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結果、20者からの提案の中から審査によって最終的に決定したのが、中央区の畑友洋建築設計事務所から出されたプロポーザルです。サンクン広場の上にシンボリックな屋根を掛けて、ゲートのようなランドマーク性を付与する他、屋根の表面は鏡面仕上げにして賑わいを映し出し、音楽イベントでは音の反響効果が見込まれる他、夜間のイベント時にも光を反射して万華鏡のような効果を生み出すというものです。

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既存の手摺柵はメッシュ素材に変更して透過性を高め、階段には木目樹脂プレートを取り付けてベンチ化し、給水塔等の広場内設備を緑化。居心地の良いスペースへと改修されます。

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改修工事は来年度以降の開始となっています。街中にこうしたシンボリックな空間が出来る事は良いと思います。とかくアーケード街があると人はその中に籠りがちです。都心域内に人を回遊させるにはアーケードのあるセンター街は妨げになっている可能性もあるのではないでしょうか。

今回の三宮プラッツの改修で個人的に思う事は三井住友銀行神戸本部前の広場も賑わい創出空間に作り替えられないかということです。神戸市から同行に働きかけができないでしょうか。時々、イベントスペースとして活用される事もありますが、コンテナ建築のカフェ・レストランを開店させる等、有効活用を図って欲しいです。

category: 三宮再整備

2017/11/03 Fri. 06:00 [edit]   トラックバック: 0 | コメント: 12

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神戸市が阪急・市営地下鉄相互乗り入れ本格検討開始 

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再選を果たした久元市長が各新聞社の取材に対し、公約の1つとして掲げていた阪急の市営地下鉄西神・山手線の直通相互乗り入れ検討に関して、「本格検討に入る」と述べたと報じられました。

すでに神戸市と阪急は過去1年間に渡って協議を進めてきているようです。阪急の地下鉄乗り入れ構想が明るみに出たのは2004年頃だったと記憶しています。国土交通省近畿運輸局長の諮問機関が答申を出し、相互乗り入れが望ましい路線として挙げられていました。当時、阪急側は2015年頃を直通運転開始時期の目処に考えていたようです。10年後なんてまだまだ先の話だと思っていましたが、すでにその2015年から2年が過ぎています。

当時の神戸市は巨額の工事費用負担や三宮が素通りされる事による拠点生低下、新神戸へ連絡する運行本数の減少等の理由からこの構想には消極的でした。この為、阪急も態度を硬化させて、駅ビルの建て替えは地下鉄乗り入れとセットという方針を示し、膠着状態のまま月日が流れてきました。

事態が変わったのは環境の変化による処が大きいのではないかと思います。神戸市は人口減問題が現実となり、人口を増やす施策を考えるにあたって今後、ニュータウンの住民の高齢化によって衰退する地下鉄沿線を大阪と直結する事で利便性を向上し、沿線人口を増やす事で減少を食い止める一矢になるとの考えがあります。また阪急も梅田本店の建て替えを完了させ、非鉄道事業に注力する中で、次の重点投資先として三宮に狙いを定め、地下鉄乗り入れとは切り離して神戸阪急ビルの建て替えに着手。またそごう神戸店を取得して三宮はいよいよ阪急ターミナルとしての存在感を強めた格好です。

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毎日新聞の記事は他社とは異なる興味深い内容も伝えています。

「今年度中にルートや事業費などを含む複数案をまとめる予定。阪急電鉄側も歓迎の意向を示しており、長年の構想が実現に向けて大きく進みそうだ。」

他社は時期は未定としていましたが、今年度中にまとまるならばかなりのスピードです。

「阪急神戸線は三宮まで高架で運行しており、市営地下鉄に乗り入れるには地下化が必要になる。合流地点は三宮付近を想定しているが、三宮以西の案もある。」

阪急は三宮での乗り入れを規希望しているでしょうが、高速長田や板宿から乗り入れる方が工事は難航しないかもしれません。また王子公園から北周りで新神戸に乗り入れる案も検討されるべきかと思います。

「どこから地下化するかは神戸市と検討することになるが、阪急によると五つ前後の案がある。実現可能性が高いのは、王子公園駅-春日野道駅間から西側を地下化する案。狭い春日野道駅を広い地下駅にすることで安全性向上も期待できる。」

5つの案に上記で私が記載した案は全て含まれているのではないでしょうか。

「神戸三宮駅などにつながる高架線も地下化すれば、いま線路がある土地も有効活用でき、三宮周辺の活性化に役立つとしている。」

これが実現するには三宮以西での乗り入れとなる場合でしょう。もし三宮から乗り入れる場合、別の機会に書きましたが、神鉄が新開地から三宮に乗り入れてくれれば、神鉄沿線も活性化し、三宮の拠点性向上にも貢献します。勿論、乗り入れには花隈からの地下化は大前提の話です。

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三宮での乗り入れが方向付けられた場合、阪急は神戸阪急ビル建設や三宮駅の改修・美装化を予定通り進めるでしょうか。ビルの建設はその用途から継続出来そうですが、駅舎については簡易な改修に留まる可能性も。しかし乗り入れの実現にはまた更なる10年が必要とされると考えれば、予定通りの計画を続行すると考えるのが妥当でしょう。ビルは将来的に旧神戸阪急ビルを低層部にて完全体復元する構想があるようです。この乗り入れ構想実現を念頭に置いていたのでしょうね。

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やはり拠点性を高められる都市は交通インフラにおけるハブであると事が必須です。名古屋の躍進もトヨタやJR東海等のご当地企業が元気な事もありますが、リニア新幹線の影響が絶大です。神戸も空港民営化、湾岸線延伸、そして阪急の地下鉄乗り入れという交通インフラの三大切り札が手中にあります。

三宮からの乗り入れが選択される場合、三宮北側の駅前広場周辺も大きな変貌を遂げる事になるでしょう。広場の拡大や周辺の再開発も含めた一大プロジェクトになるはずです。南側に集中している開発計画ですが、急遽、北側も大きなポテンシャルを示し始めました。本当に今年度中にルートや事業費などを含む複数案がまとまるのか注視していきたいと思います。ちなみにこの発表が久元市長のサプライズではないと思いたいです。これは公約ですから。

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2017/10/25 Wed. 06:00 [edit]   トラックバック: 0 | コメント: 11

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中央区役所・勤労会館の移転先候補地 

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神戸市が勤労会館の移転候補先について市民の意見を募集しています。すでに懇談会が複数回に渡って開催されており、議論は熟しているようです。

http://www.city.kobe.lg.jp/life/livelihood/welfare/img/20171012bosyuu-3.pdf

似たような協議は隣接する中央区役所についても別途行われていますが、敢えてこの二つの施設を分けて協議する必要性があったのかには疑問を感じますが、基本路線は現在の場所でバスターミナルビル内に再整備するか市役所2・3号館の建て替えで集約するかの二択です。仮移転を伴う現在地での再整備はやはり現実的ではなく、計画されているバスターミナルビルの再開発スケジュールに遅延をきたさないように配慮するには、議論内でも方向付けられていますし、私も5月に掲載した記事でも述べたように、3号館跡地に新区役所と会館を整備するのがてっとり早いと言えるでしょう。

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2つの施設の機能を集約すると少なくとも床面積は2万平方メートルが必要です。現3号館は地上9階 地下1階で延床面積は約18,000平方メートル。元々、3号館にある庁舎機能についても考慮しなければなりません。特定都市指定の容積率緩和で何処まで階層を増やせるか。地上15階・80m位の規模になるでしょうか。2020年度にバスターミナルビルI期工事に着手するとなると、2019年度には区役所や勤労会館解体工事を始めなければなりません。早ければ1.5年後です。よって本年度内に3号館の建て替え方針を決定し、庁舎内の部門移転を1年で完了させる必要があります。今年度にはこれから半年内にバスターミナルビルの基本計画も決定しますし、JRターミナルビルの構想も具体化する予定です。着工済の神戸阪急ビルと合わせて、三宮再開発の中核施設が本格的に動き出す事になります。これらの計画が具体化すれば、駅周辺の他計画も誘発して再開発の連鎖を起こしていく可能性も高いです。

これらのスケジュールに遅延を生じさせない為にも今週末の市長選は非常に重要です。難しい選択を迫られますが、皆さん、必ず投票所に行き、自身がこれからの神戸に最も適した候補者に一票を投じましょう!


category: 三宮再整備

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2017/10/18 Wed. 06:00 [edit]   トラックバック: 0 | コメント: 5

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三宮再開発のスケジュールを予想してみる 

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神戸阪急ビル以外はまだ具体的な動きのない三宮再開発。先日、発表された公示地価では三宮も再開発への期待の表れによって、地点によっては再び前年比2桁上昇を記録しました。その期待を更に高めるためには次のプロジェクトが具体化しなければなりません。恐らく2番手となるのはJRターミナルビルかと思われます。現状、来春の現ターミナルビル閉館後、即解体工事に着手し、新ターミナルビルを8年後の2025年に完成させる計画のようです。この他、ある程度、構想とスケジュールが明らかにされているのが、バスターミナルビル。雲井通5丁目のI期街区の完成時期も2025年もいうタイミングが示されています。それ以外の計画については現状まだ白紙状態ですが、おおよそのスケジュールを予想してみました。この通りになるかどうかは全く分かりませんが、大まかに分けて2025年までに完成するプロジェクトとそれ以降という形になるものと予想できます。

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現状、構想概要もスケジュールもまだ全く不明である市役所2・3号館の建て替え計画ですが、市長選出馬を表明しているとある候補者のホームページに市庁舎建て替えは低層部に商業施設、高層部にリゾートホテルという構想がすでにある事が示されています。やはり3号館に中央区役所や勤労会館、市庁舎機能を集約し、2号館は複合商業ビルの形を採るのでしょうか。

市長選に絡めて下記の記事が神戸新聞に掲載されました。

https://www.kobe-np.co.jp/news/senkyo/2017/kobesityou/rensai/201709/sp/0010551315.shtml

この記事内容には正直、情報操作の意図が見え隠れしており、全体的に違和感を感じます。記事内に首都圏のデベロッパーが神戸に投資価値は無い旨のコメントを述べた事が書かれていますが、これは同紙の取材で得られたものではなく、神戸市が独自に行った調査結果に掲載されていた内容そのものです。調査には関西のデベロッパーのコメントもあり、これは載せていないのも恣意的であると感じます。そもそも観光地としての神戸のマーケットは元からイメージ程の大きさはありません。東京のデベロッパー担当者はあまり神戸事情には明るくないのではないかと思われます。

この記事に対しての反論なのか久元市長は自身のブログにて下記のように語っています。

http://hisamoto-kizo.com/blog/?p=6907

三宮は150万都市・神戸の都心の玄関口です。全国で7番目の都市の中心部再開発を促進し、活性化を図る事になぜ否定的な意見が出るのか非常に疑問です。例え初期に商業床が余っても時間を掛けて埋められるだけのポテンシャルは三宮にはあるはずです。

category: 三宮再整備

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2017/09/28 Thu. 06:55 [edit]   トラックバック: 0 | コメント: 19

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