こべるん ~変化していく神戸~

再開発や超高層ビルの誕生によって変化していく神戸の街並みを追っています。

05« 2017 / 06 »07
1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.

名古屋でとんでもプロジェクトが始動 


つい今週、三宮のバスターミナルビルの再開発プロジェクト案が予想以上に大規模だった事を驚きをもってお伝えしましたが、上には上があるものですね。名古屋鉄道が中心となって進める名古屋駅東側の再開発計画の概要が明らかになりました。なんと高さ180m、幅約400mの超高層ビルを建設する計画です。商業施設、オフィス、ホテル、共同住宅、鉄道駅、バスターミナルから構成される巨大複合ビルとなります。延床面積は一体どれ位になるのでしょう。まるでエイプリルフールかと思える程のプロジェクトですが、大真面目の計画です。こんな計画が出てくる位、名古屋には勢いがあります。

nagoya042.jpg

計画地はJR名古屋駅に隣接し、名鉄百貨店をはじめ、合計6棟の大型ビルが連なる街区で、地下には名鉄名古屋駅と近鉄名古屋駅があります。これまでは60階クラスとなる名古屋一の超高層ビルを中心とし、複数の高層棟から構成される開発計画案が有力視されていました。日経新聞の一昨日の朝刊では30階建てのビルと報じられていたので、大幅な規模縮小かと、正直、がっかりしていたのですが、蓋を開けてみれば、ある意味、当初の想定以上のインパクトのある大開発になるようでビックリです。

nagoya041.jpg

この巨大再開発ビルの地下部分にある名鉄名古屋駅も拡張整備される予定です。名古屋駅周辺は名駅摩天楼と呼ばれるようになる程、相次ぐ大規模再開発によって200m級の超高層ビルが林立しました。これらの開発によって200万都市の玄関口がようやくその都市格に見合った景観と風格を備えたと言えます。一連の開発が一服し、いよいよ仕上げ的な位置付けとなる名駅東地区の再開発が空前の規模で始動します。2022年の着工を目指し、リニア中央新幹線の開通と開業時期を合わせる方針です。全国から注目を浴びるプロジェクトになる事は間違いないでしょう。


東西幅400mの超高層ビルなんて神戸市景観審議会のメンバーから悲鳴が聞こえてきそうですね。

しかし三宮も負けていられません。名駅を越える事は難しいでしょうが、今後、進む駅周辺地区の再開発によって東京都心以外では梅田、名駅、横浜に次ぐ全国でも有数の規模を誇る超高層ビル群の形成が期待できます。少なくとも今後、7棟の超高層ビルの建設が予想されます。既存の高層ビルと合わせれば二桁となり、神戸も名実と共に150万都市に相応しい景観と風格を手に入れる事が現実になろうとしています。

category: 名古屋

2017/04/01 Sat. 06:00 [edit]   トラックバック: 0 | コメント: 10

go page top

地域探訪 -名古屋特集①- 

nagoya010.jpg

5年ぶりに所用で名古屋に行ってきました。名駅と呼ばれるJR名古屋駅周辺エリアは東京を除けば今、国内で最もダイナミックな変貌を遂げているエリアだと思います。世界一の自動車企業であるトヨタ自動車のお膝元であり、航空宇宙産業の集積や2027年に控えるリニア中央新幹線の開業等、名古屋経済には明るい材料が目白押し。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を続ける名古屋。そんな名古屋の大規模再開発の現状を目の当たりにしてきました。

nagoya011.jpg

大名古屋ビルヂングはJR名古屋駅前に重鎮する三菱地所が所有する大規模オフィスビルでした。JR東海が名古屋ターミナルビルを、日本郵便が中央郵便局の再開発を発表。駅前に大規模再開発によって超高層オフィスビルが次々に計画されて注目が高まる中、三菱地所も大名古屋ビルヂングの建替に踏み切ったのです。

nagoya013.jpg

新・大名古屋ビルヂングは地上34階 地下4階、高さ174.70m 延床面積147,871.79平方メートルで低層部に商業施設、高層部に業務施設を備える超高層複合ビルとして生まれ変わります。

nagoya012.jpg

全面をガラスで覆われた超高層ビル。このビルのデザイン面での特徴的な点はビルの壁面が平面ではなく敢えてパネルを不規則に取り付けて角度によってその表情を大きく変える事です。

nagoya014.jpg

以前の大名古屋ビルヂングを思い起こさせる低層部。地下1階~地上5階までの4フロアは商業ゾーンとして三越伊勢丹の進出が決定しており、同社の新たな業態である小型店を開業します。5階屋上には屋上庭園が整備される他、地上7~16階の中層階にはLife & Servicesと名付けられた集客ゾーンを設置。金融機関、医療モール、ショールーム等を誘致します。施設の開業は来春に迫っており、すでに名古屋駅前にその全容を現しています。

nagoya015.jpg

JR東海が建設中のJRゲートタワー。名古屋ターミナルビルを最新の超高層複合ビルに建て替える大規模再開発計画です。その規模は地上46階 地下6階 高さ220m 延床面積約26万平方メートルと巨大です。

nagoya017.jpg

完成すると、同じくJR東海が建設したJRセントラルタワーズ、ミッドランドタワーに次いで名古屋で3番目に高いノッポビルとなります。当初の計画では260mと名古屋一を誇る予定でしたが、規模が縮小されました。用途はオフィス、商業施設、ホテル、バスターミナル、駐車場、駅施設を備える複合ビルです。低層部(と言っても地上15階・高さ70mありますが)は隣り合うJRセントラルタワーズと接続します。高層部にはホテル(350室)とオフィスが入居。

nagoya016.jpg

低層部の2~8階はタカシマヤ ゲートタワーモールとなり、JRセントラルタワーズの高島屋が増床する形になります。9~10階はビックカメラ、11階にはユニクロ、ジーユーの複合店が進出。1階はバスターミナルとなる交通拠点でもあります。開業は2017年4月。一連の名古屋駅前再開発ビルとしては最も遅くに完成します。

nagoya018.jpg

JPタワー名古屋は名古屋中央郵便局跡に建設されている超高層複合ビルです。地上40階 地下3階の高層棟と、地上11階 地下1階の低層棟で構成。日本郵政が進める丸の内に続く第二番目の大規模再開発事業です。

nagoya020.jpg

高層棟の地下1~地上3階は商業施設、6-39階はオフィスフロアとなります。オフィスビルとしては名古屋で最大級のフロアを供給します。

nagoya019.jpg

商業施設の名称は丸の内のJPタワー同様「KITTE名古屋」となることが発表されました。2016年6月に開業予定です。また郵便局も入居します。建物の竣工は来月に迫っています。

nagoya021.jpg

林立する名古屋駅前の超高層ビル群。JPタワー名古屋は横に幅広いのでタワー群の中でも一際目を引きます。

nagoya022.jpg

西側から見渡す名古屋駅前に出現しつつある200m級の超高層ビル群です。

nagoya023.jpg

そのスケール感に圧倒されます。日本全国でも200m級の超高層ビルが複数立つのは東京を除けば名古屋のみです。数量的にはまだまだ大阪には適いませんが、高さでは大阪を凌ぎます。

nagoya024.jpg

こんな再開発ビルが1棟でも神戸に建てられればてんやわんやの大騒ぎになることでしょうね。JR駅ビル、アイング三宮パーキング、さんセンタープラザの再開発等でこうした規模の建物が出来ることを密かに期待しています。

正直、名古屋の駅前はこれまで三大都市の一角を務めるには風格が欠けている感がありました。また名古屋都心の超高層化も東京、大阪には遠く及ばない状況でした。1999年に駅ビルのJRセントラルタワーズの出現によって変貌を遂げましたが、それから暫くは大きな変化はありませんでした。2006年以降に駅周辺の再開発が急に進み始め、ミッドランドスクエアをはじめとする超高層ビルが次々と誕生。リニア中央新幹線計画が本格化すると更に今回ご紹介した巨大プロジェクトを続々と誘発。名駅摩天楼の拡大に拍車を掛けています。まだまだ名古屋の勢いは留まりそうにありません。

category: 名古屋

2015/10/19 Mon. 07:00 [edit]   トラックバック: 0 | コメント: 9

go page top

地域探訪 新幹線の車窓から眺める名古屋駅前再開発地区+おまけ 

nagoya003.jpg

先日、東京に行ってきた際に新幹線の車窓から撮影した名古屋駅前の再開発をご紹介したいと思います。新幹線の進行方向左側は2人席です。通路を挟んで右側が3人席ですので、決まって2人席から席が埋まってしまうので、なかなか2人席を確保するのは難しいです。しかし左側を確保しないと名古屋の桜通口・広小路口側で進められている大規模駅前再開発の状況を見ることはできないのです。

nagoya008.jpg

今回は帰神中の撮影でしたので名古屋駅の南側からアプローチしていきます。中央の乳白色のガラス張りビルはオンワード樫山の名古屋支店ビルです。個人的には三宮ビル北館にはこんなデザインのビルを期待していました。竣工時には数々の建築誌に取り上げられていた美しいビルです。

nagoya002.jpg

更に名駅に近づいていくと現れるのが住友生命名古屋ビル(地上26階 高さ102m)。中央のグリーンの超高層ビルです。名古屋では初めての100m越えの超高層ビルでした。1974年竣工ですので築後40年の古参ビルですが、2000年から3年掛けて大規模リニューアルが施され、ガラスで覆われたビルへと生まれ変わりました。

nagoya004.jpg

そしていよいよ名駅へとアプローチ。まずは名古屋駅の元祖ランドマークである巨大駅ビル「JRセントラルタワーズ」(地上53階 高さ 245m/地上51階 高さ220m)が眼前に飛び込んできます。そしてその横には更に巨大なオフィスビル・ミッドランドスクエア(豊田・毎日ビルディング)」(地上47階 高さ247m)が聳えます。これらの200m級超高層ビルの周囲には更に大規模な再開発プロジェクトが複数同時進行しています。

また向かって右側にある名鉄百貨店をはじめとする一帯は名古屋鉄道の所有するビル群ですが、リニア新幹線の開通を睨んで,、名古屋鉄道、近畿日本鉄道、三井不動産がこのエリアを一体的に再開発し、周囲の超高層ビルに匹敵もしくはそれ以上の規模となる50-60階建の超高層ビルの建設を構想しているとのこと。その投資額は2000億円!

nagoya005.jpg

名古屋駅を発車すると、現在進行中の再開発プロジェクトが姿を現します。大きく分けて名古屋駅前では4つの再開発計画が進行中です。

①JPタワー名古屋-名駅一丁目計画(仮称)
名古屋中央郵便局名古屋駅前分室跡地に高さ195.74m 地上40階 地下3階の高層棟(オフィス、商業施設)と地上11階 地下1階の低層棟(駐車場、バスターミナル)を建設。延床面積は17.9万平方メートルに上る。中央の建設中の超高層ビルが高層棟、手前が低層棟。

②JRゲートタワー
名古屋ターミナルビル跡地に高さ220m 地上46階 地下6階 延床面積を26万平方メートルの超高層ビルを建設。バスターミナル、商業施設、ホテル、オフィスから成る複合ビル。商業施設の中核テナントには高島屋、ヨドバシカメラ、三省堂書店が決定している。ホテルはJR東海が運営する名古屋JRゲートタワーホテルとなる。写真右手前のタワークレーン群が同ビル建設地(まだ地上階低層部の建設中)。まさにミント神戸の巨大版。

③大名古屋ビルヂング
三菱地所の所有する大型ビル「大名古屋ビルヂング」と隣接したホテルロイヤルパークイン名古屋の建替計画。地上34階 地下4階 高さ174.7mの超高層ビルへと生まれ変わる。低層部は商業施設(三越伊勢丹の小規模店の進出が決定)、高層部がオフィスの複合ビル。右奥の建設中のビルが大名古屋ビルヂング。

④新第二豊田ビル
ミッドランドタワーの裏側で進めらている第二豊田ビルの建替プロジェクト。新ビルは地上25階 地下2階、高さ114.597m 延床面積47,600平方メートルとなり、オフィス、ホテル、シネコンから成る複合ビル。

nagoya006.jpg

これらの建物が全て完成すると、名古屋駅前には100m以上の超高層ビルが10棟となり、しかもその内ほぼすべてが170m以上という高さのある日本有数の摩天楼になります。名駅周辺の他、近接エリアの旧国鉄笹島貨物駅 跡地であるささしまライブ24地区には豊田通商やダイワハウス等の企業連合がグローバルゲートタワーと呼ばれる地上36階 地下2階 高さ170mのオフィスビルを建設しています。

nagoya007.jpg

こちらは先ほどご紹介したJPタワーのすぐ北側で稼働している名古屋ルーセントタワー。地上40階 地下3階 高さ180mの超高層オフィスビルです。東面が弧を描くような特徴的なファサードを持ったデザイン性の高いビルですが、立地的にも規模的にも他ビルが目立ち過ぎて、名古屋の超高層ビル群の中では埋没してしまっています。個人的には名古屋のビルの中では一番のお気に入りです。こんなビルが三宮に1棟あったらと思います。

こうした名古屋の状況を見ると、神戸との勢いの差に圧倒的な違いを感じてしまいます。リニア新幹線の開通を見据え、名古屋の将来性には大きなポテンシャルがあると見込まれているからでしょう。今後もこの動きは留まることなく周辺地域に波及していくことになるのかもしれません。三宮の再開発もここまでとは言いませんが、ダイナミズムを感じる開発になってくれればと思います。名古屋の場合は行政よりも民間が完全に開発の主導を握っています。

nagoya009.jpg

おまけですが、東京駅発車直後に撮影した虎ノ門ヒルズ(地上52階 地下5階 高さ255.5m)です。森ビルの最新鋭超高層ビルで事実上は東京一高いビルです。環状2号線の虎ノ門−新橋間の整備と併せて行われた再開発によって誕生した東京の新たなランドマークです。

nagoya001.jpg

最後は日本のシンボル・富士山で締めたいと思います。この日は最高の富士詣で日和でした。東海道新幹線の車窓は日本を満喫できる事間違いないですね。リニア新幹線は速いですが、ほぼ全線トンネルだそうでこうした楽しみはありません。


category: 名古屋

2015/01/23 Fri. 12:37 [edit]   トラックバック: 0 | コメント: 0

go page top