こべるん ~変化していく神戸~

再開発や超高層ビルの誕生によって変化していく神戸の街並みを追っています。

01« 2018 / 02 »03
1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.

波止場町の活用について 

hatoba06.jpg

神戸市の方針として海岸通りの南側となる波止場町1丁目は立地している建物を全て撤去して街から海が見えるかつての景観を復活させる構想実現があります。近接して新港突堤及びその基部地区の再開発計画も動き出している中、これらのウォーターフロントエリアをメリケンパークやハーバーランド等、整備済の西側地区と、どう連携・回遊させるのかが課題です。

暫定的に神戸市は波止場町の岸壁沿いにプロムナードを整備しました。そこそこの歩行者は見受けられますが、抜本的且つ有効的な解決方法ではありません。

またウォーターフロント地区と都心地区間の連携という点においても同様のアクセス性の課題が残ります。これらを解決する有効的な案としてLRTやBRTの整備・投入があります。

hatoba07.jpg

神戸市は今年度、BRTの導入検討の一環として、連接バスの運行社会実験を行いました。これについて神戸市議会にて民進党市議が課題の指摘と解決方法の提案を行いました。

指摘: BRTとは連接バスの運行ではなく、専用道路を走り、渋滞や信号等に左右されずに定時運行する交通システムである。今年度の社会実験は単に連接バスを運行させただけ。

課題: フラワーロードを南下し、新港突堤基部地区を抜けた後、メリケンパークに向かうには海岸通り(国道2号線)を経なければならず、渋滞に巻き込まれる可能性が高い。

提案: 波止場町南側の船溜りを埋め立てて道路を整備し、2号線を通らずにメリケンパークやハーバーランドへ向かう。

hatoba08.jpg

上記提案はある意味、大胆で面白いとは思いますが、かなりのコストが掛かる事が見込まれるのと、波止場町におけるグランドデザインのコンセプトの礎である都心と海の距離を更に広げてしまう事になります。

hatoba09.jpg

臨港道路から京町筋に至るルートは道路の幅員も大きく新交通システムを導入するには十分な条件が整っています。

hatoba10.jpg

神戸地方合同庁舎1号館を高層ビルに建て替えて、2号館が移転すれば、波止場町にはスペースが生まれます。船溜りを埋め立てなくても、このスペースの一部(例えば北側の海岸通りに近接した部分)に専用道路や軌道を敷設すれば、一般道の混雑を回避しての運行が可能です。耐震化工事を終えたばかりの合同庁舎建て替えや移転はまだ当分は動くつもりはないという国の意思表示の固さを物語っていることはネックではあります。

category: ウォーターフロント

2017/12/24 Sun. 06:00 [edit]   トラックバック: 0 | コメント: 2

go page top

かもめりあライトアップと海フェスタで集結した帆船 

kamomerialight05.jpg

中突堤中央フェリーターミナル「かもめりあ」のライトアップが開始されました。ウォーターフロントの夜間景観向上と賑わい創出を目的とし、神戸港開港150年を祝う海フェスタに合わせて、電気工事が完了しました。

kamomerialight02.jpg

ガラスと鉄骨で構成されるファサードを下からLED照明で照らし上げます。頂部が庇のようにせり出ているので、ライトアップに相応しい形状です。

kamomerialight03.jpg

LEDなので、例の如く、七色に変化させる事が可能です。ハーバーランドから中突堤、メリケンパーク、新港地区に至るまでのウォーターフロントが連続的に新しい光で包まれてきました。今後も高浜岸壁や中突堤の岸壁に照明演出を施す構想もあるようです。ただかもめりあは建物の機能や役割についてはあまり有効的に使われているとは言い難く、用途の見直しを図る必要性に迫られています。活用の術が見出せない場合は、背後のタクシープールと合わせて、コンペによる民間への売却、再開発も検討されるべきでしょう。

kamomerialight06.jpg

ノートルダム神戸とかもめりあの夜景です。

kamomerialight07.jpg

撮影日は海フェスタのオープニングイベントで世界各地から集結した帆船5隻が神戸港の各突堤に停泊していました。それぞれがライトアップを行なって神戸港に普段以上の彩りを与えており、大変素晴らしい港の夜景が広がっていました。

kamomerialight08.jpg

特に帆船4隻が密集した第1〜2突堤はとても煌びやかでした。

kamomerialight11.jpg

この週末に蓮やメリケンパークオリエンタルホテルに宿泊した人々にとっての神戸港の夜景は優雅で格別なものになったでしょうね。

kamomerialight10.jpg

その中でもやはり日本の日本丸、海王丸の存在感はピカ一でした。

kamomerialight09.jpg

あらゆるイベントが開かれていたこの日、連休中日という事もありましたが、夜遅くまで神戸港周辺は大変な賑わいでした。花火大会でもないのにこんなに人が集まれるんだという印象と共に神戸のウォーターフロントの持つポテンシャルの高さも改めて実感しました。撮影中、あちらこちらから「綺麗」という感嘆の言葉が聞かれました。これは元々、ベイエリア定番のライトアップされた建造物群に加えて、今回のかもめりあのライトアップやリニューアルされたメリケンパーク、再開発された第一突堤、神戸大橋の特別照明、そして帆船群という総合的な夜景が創り出した結果です。通常からこんなに帆船が停泊することはないのですが、横浜の初代日本丸のように、やはり普段からもせめて一隻は常設していて欲しいと思いました。

category: ウォーターフロント

thread: 神戸 - janre: 地域情報

2017/08/03 Thu. 06:00 [edit]   トラックバック: 0 | コメント: 0

go page top

「神戸港将来構想(案)」に関する市民意見提出手続(パブリック・コメント手続)の実施 

kobeportfuture05.jpg

神戸市が先日、神戸港開港150周年を祝う場にて、同港の将来構想を発表しました。すでに新聞報道等でご存知の方も多いと思いますが、この構想について市民から広く意見を募るパブリックコメントの実施が開始されています。

http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2017/05/20170522173101.html
「神戸港将来構想(案)」に関する市民意見提出手続(パブリック・コメント手続)の実施について

受付期限は6月21日(水)までです。私も意見を投稿しようと思いますが、まずは構想のイメージ図から読み取れる事を述べたいと思います。

kobeportfuture01.jpg

まずは新港突堤西地区の将来構想イメージです。つい先日もこのエリアの再開発事業者の公募が開始される件について記事を書きましたが、商業、文化、住宅機能を併せ持つ複合施設となる再開発ビルが条件となっています。その要件を基に描かれたイメージかと思われますが、気がついた点は以下です。

①再開発ビルの高層棟の高さが約100m。
②住機能を配した高層棟にバルコニーが無い。
③第二突堤が撤去されている。
④新港地区の中央、東部の構想が皆無。

①はまたもや悪法の景観条例による高さ規制によってポートアイランドのしおさい公園から見た場合に、山の稜線を遮らないようウォーターフロント地区では最高高さが約100m未満に抑えられています。これを機会に是非とも条例を廃止して欲しいです。皆様もパブコメに参加されるようであれば、是非とも高さ規制の撤廃を記載して頂ければと思います。

②はイメージ図を描いた作者が市の消防条例を知らなかったのか、住機能を備える要件を知らされていなかったのか。

③については突堤撤去の上、マリーナの整備も1つの選択肢としては「有り」かなと思います。ただコンセプトとして謳われているラグジュアリーな空間という表現が寧ろチープな気もします。アーバンリゾートという表現の方が受け入れられやすいのではないでしょうか。

④が1番の懸念です。2年間を掛けて構想案の立案をしたのにも関わらず、なぜ西部のみなのでしょうか。グランドデザインがある訳ですから、そこからの具体化が今回期待されていた事なのではないでしょうか。

他に新港突堤の沖合で光のショーが行われる事を構想案として挙げています。当ブログでも事ある毎に、神戸港での噴水ショーの取り入れには言及してきました。やるなら世界的な観光名所として紹介される位のインパクトのあるショーにして欲しいと思います。

kobeportfuture02.jpg

次に中突堤のイメージ図です。こちらは懸案である中突堤中央ビルの再開発が構想の中軸となる模様です。同ビルの建て替えと今や名ばかりターミナルである「かもめりあ」の改修・有効活用を図り、一体的なエリアマネージメントの再編が必要とされます。中突堤中央ビルの建て替えでは、現在もKiss-FMの本社スタジオになっていますが、例えばサンテレビやNHK神戸、FM801のサテライトスタジオも誘致して、スタジオパーク的なメディアビルとして整備する他、上層階にロケーションを活かしたオフィス機能を持たせたり、低層階は飲食店や雑貨店が中心となるモール化等が考えられます。かもめりあはほとんど意味を成していない後背地にあるタクシープールも合わせて再開発。新たなアーバンリゾートホテルを建設しても良いかもしれません。

kobeportfuture03.jpg

ポートターミナルは改修工事を終えたばかりですが、クルーズ船を受け入れる主要ターミナルですので、建て替えは妥当でしょう。しかし中突堤への寄港も今以上に頻繁になるような使い分けが必要ですね。

kobeportfuture04.jpg

新たなコンテナターミナルの人工島造成は恐らく最も厳しい意見に晒されるのではないかと思います。神戸港復権という点では目玉となるプロジェクトかと思いますが、これは市単独ではなく、中枢港対象の国家プロジェクトとして動かすべきかと思います。勿論、神戸港の復権は重要なのですが、個人的にはこの予算があるなら、都心やウォーターフロントの再開発、再整備にもっと割り振って思い切った投資が出来るのではと思ってしまいます。

何にせよ今後30年を見越した構想という事ですが、コンテナターミナル島はまだしも、挙げられているウォーターフロントの開発は全て10年以内の完成が妥当です。三宮もこの10年で姿を変えて行くはずですので、同時進行で進められなければなりません。これらに30年を掛ける時間的余裕は神戸にはありません。

category: ウォーターフロント

thread: 神戸 - janre: 地域情報

2017/05/26 Fri. 06:00 [edit]   トラックバック: 0 | コメント: 4

go page top

波止場町のプロムナード整備 

hatobaprom22.jpg

波止場町のプロムナード整備が完了(?)したようです。というのも、現状がなんとも中途半端な仕上がりなのです。

hatobaprom23.jpg

メリケンパークとリンクする西側はコンクリートの舗装が打ち直されましたが、それでも打ちっ放しなのでなんとも殺風景な印象です。これで工事は完了なのでしょうか?

hatobaprom24.jpg

閉鎖されている合同庁舎別館前辺りから東側はプロムナード化が進みました。

hatobaprom25.jpg

岸壁の縁から1m程の部分から嵩上げをしてその上に煉瓦ブロックを埋めた形です。この為に防潮壁の嵩上げを最初に実施したのですね。しかしなぜ嵩上げが必要になったのでしょうか。

hatobaprom26.jpg

海側には一定間隔で鉢植えが置かれました。街路灯は嵩上げしていない岸壁部分に設置されているので、段差があって何ともチグハグ感が否めません。

promnard00.jpg

完成予想パースでは段差は描かれてなかったので、何らかの技術的な問題が生じたのでしょう。

hatobaprom27.jpg

鉢植えはその段差のカモフラージュを担っているようです。そしてやはり気になるのは西側。このまま煉瓦ブロックは敷設せずにコンクリートのままなのでしょうか。もしそうなら何とも興醒めです。メリケンパークのリニューアルが仕上がり良く完成したのに対し、この整備は何とも中途半端な印象が拭えません。

hatobaprom19.jpg

プロムナード前に開業予定のベントレーのショールームも完成に向けて外構を含めた最終仕上げに入っているようでした。

hatobaprom20.jpg

前を横切る歩道も拡幅と路面ブロック敷設、照明設備の埋設が完了しています。

hatobaprom21.jpg

デザイン性の高い新たなLED街路灯も設置されました。鯉川筋からメリケンパークにアクセスする玄関アプローチだけにこのエリアも綺麗に美装化されました。

hatobaprom28.jpg

今後、再開発の進む新港突堤方面との連携を目的としているのが、今回のプロムナード整備だったと思いますが、やはり第一突堤基部の再開発に合わせてメリケンパークの東端に歩行者専用の橋を架けて欲しいと思います。

category: ウォーターフロント

thread: 神戸 - janre: 地域情報

2017/04/06 Thu. 06:00 [edit]   トラックバック: 0 | コメント: 0

go page top