こべるん ~変化していく神戸~

再開発や超高層ビルの誕生によって変化していく神戸の街並みを追っています。

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新港突堤再開発第三弾は第二突堤とその基部 

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神戸新聞は神戸市が新港第一突堤、突堤西地区に続く再開発第三弾について第二突堤とその基部にホテル等の集客施設の誘致を想定して調整中と報じました。

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第二突堤にはまだ北側に一部の上屋が残っていますが、それ以外は更地になっています。基部には大型倉庫建屋が存在します。

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神戸港の将来構想で示されたイメージ図では第二突堤が撤去されてマリーナが整備されている様子が描かれていましたが、やはり突堤は維持して再開発用地として活用するのでしょうか。

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隣接して既存建物の解体が進む西地区の再開発は住友不動産が代表企業となって進める予定です。新しい再開発エリア内も既存建物の移転と用地取得を行い、その後は事業者の公募実施が想定されているようですが、エリア内には住友グループ内の住友倉庫がある事から、その内実は第二突堤も住友不動産が旗振り役となって開発を進める調整をしているのではないかと推測します。

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都心部の再開発のスピードが亀のようなのと比較して元来からウォーターフロントや埋立地の開発は意外と速いスピードで進行しています。都心部はやはり利権が複雑化して地権者の合意形成が難しいのは確かです。ただそれでも他都市はそれを成功させてきているので、神戸もできない訳ではありません。それにはやはり強いリーダーシップが不可欠ですね。

久元市長も二期目に入り、三宮の再整備がようやく形になり始め、ウォーターフロント開発やリニューアルも集客性向上に効果が見え始めたからか自信や手ごたえを感じ始めているように思えます。

一期目はパブコメと協議ばかりしていて何も具体的な進捗がなく、スピード感に欠けていた事が我々のフラストレーションに繋がり、やはり官僚出身の市長にはしがらみを断ち切ってカリスマ的に物事を多少強引にでも進める事は難しいのかと諦めに近い感覚がありました。

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また神戸市はメリケンパークで成功したモニュメント「BE KOBE」をポートアイランドのしおさい公園への設置を検討しているようです。同時に飲食店の誘致も視野にあるようですが、休日でも殆ど人気のない同公園で、はたしてメリケンパークでの手法が成功するでしょうか。

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しかしながらBE KOBEがこれ程、成功するとは予想出来なかったのも事実です。モニュメント整備後にこの公園に変化が訪れるのか、それとも何も変化は起きないのかを見極めたいと思います。

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2018/03/10 Sat. 06:00 [edit]   トラックバック: 0 | コメント: 16

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波止場町の活用について 

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神戸市の方針として海岸通りの南側となる波止場町1丁目は立地している建物を全て撤去して街から海が見えるかつての景観を復活させる構想実現があります。近接して新港突堤及びその基部地区の再開発計画も動き出している中、これらのウォーターフロントエリアをメリケンパークやハーバーランド等、整備済の西側地区と、どう連携・回遊させるのかが課題です。

暫定的に神戸市は波止場町の岸壁沿いにプロムナードを整備しました。そこそこの歩行者は見受けられますが、抜本的且つ有効的な解決方法ではありません。

またウォーターフロント地区と都心地区間の連携という点においても同様のアクセス性の課題が残ります。これらを解決する有効的な案としてLRTやBRTの整備・投入があります。

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神戸市は今年度、BRTの導入検討の一環として、連接バスの運行社会実験を行いました。これについて神戸市議会にて民進党市議が課題の指摘と解決方法の提案を行いました。

指摘: BRTとは連接バスの運行ではなく、専用道路を走り、渋滞や信号等に左右されずに定時運行する交通システムである。今年度の社会実験は単に連接バスを運行させただけ。

課題: フラワーロードを南下し、新港突堤基部地区を抜けた後、メリケンパークに向かうには海岸通り(国道2号線)を経なければならず、渋滞に巻き込まれる可能性が高い。

提案: 波止場町南側の船溜りを埋め立てて道路を整備し、2号線を通らずにメリケンパークやハーバーランドへ向かう。

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上記提案はある意味、大胆で面白いとは思いますが、かなりのコストが掛かる事が見込まれるのと、波止場町におけるグランドデザインのコンセプトの礎である都心と海の距離を更に広げてしまう事になります。

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臨港道路から京町筋に至るルートは道路の幅員も大きく新交通システムを導入するには十分な条件が整っています。

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神戸地方合同庁舎1号館を高層ビルに建て替えて、2号館が移転すれば、波止場町にはスペースが生まれます。船溜りを埋め立てなくても、このスペースの一部(例えば北側の海岸通りに近接した部分)に専用道路や軌道を敷設すれば、一般道の混雑を回避しての運行が可能です。耐震化工事を終えたばかりの合同庁舎建て替えや移転はまだ当分は動くつもりはないという国の意思表示の固さを物語っていることはネックではあります。

category: ウォーターフロント

2017/12/24 Sun. 06:00 [edit]   トラックバック: 0 | コメント: 2

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かもめりあライトアップと海フェスタで集結した帆船 

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中突堤中央フェリーターミナル「かもめりあ」のライトアップが開始されました。ウォーターフロントの夜間景観向上と賑わい創出を目的とし、神戸港開港150年を祝う海フェスタに合わせて、電気工事が完了しました。

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ガラスと鉄骨で構成されるファサードを下からLED照明で照らし上げます。頂部が庇のようにせり出ているので、ライトアップに相応しい形状です。

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LEDなので、例の如く、七色に変化させる事が可能です。ハーバーランドから中突堤、メリケンパーク、新港地区に至るまでのウォーターフロントが連続的に新しい光で包まれてきました。今後も高浜岸壁や中突堤の岸壁に照明演出を施す構想もあるようです。ただかもめりあは建物の機能や役割についてはあまり有効的に使われているとは言い難く、用途の見直しを図る必要性に迫られています。活用の術が見出せない場合は、背後のタクシープールと合わせて、コンペによる民間への売却、再開発も検討されるべきでしょう。

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ノートルダム神戸とかもめりあの夜景です。

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撮影日は海フェスタのオープニングイベントで世界各地から集結した帆船5隻が神戸港の各突堤に停泊していました。それぞれがライトアップを行なって神戸港に普段以上の彩りを与えており、大変素晴らしい港の夜景が広がっていました。

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特に帆船4隻が密集した第1〜2突堤はとても煌びやかでした。

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この週末に蓮やメリケンパークオリエンタルホテルに宿泊した人々にとっての神戸港の夜景は優雅で格別なものになったでしょうね。

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その中でもやはり日本の日本丸、海王丸の存在感はピカ一でした。

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あらゆるイベントが開かれていたこの日、連休中日という事もありましたが、夜遅くまで神戸港周辺は大変な賑わいでした。花火大会でもないのにこんなに人が集まれるんだという印象と共に神戸のウォーターフロントの持つポテンシャルの高さも改めて実感しました。撮影中、あちらこちらから「綺麗」という感嘆の言葉が聞かれました。これは元々、ベイエリア定番のライトアップされた建造物群に加えて、今回のかもめりあのライトアップやリニューアルされたメリケンパーク、再開発された第一突堤、神戸大橋の特別照明、そして帆船群という総合的な夜景が創り出した結果です。通常からこんなに帆船が停泊することはないのですが、横浜の初代日本丸のように、やはり普段からもせめて一隻は常設していて欲しいと思いました。

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2017/08/03 Thu. 06:00 [edit]   トラックバック: 0 | コメント: 0

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「神戸港将来構想(案)」に関する市民意見提出手続(パブリック・コメント手続)の実施 

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神戸市が先日、神戸港開港150周年を祝う場にて、同港の将来構想を発表しました。すでに新聞報道等でご存知の方も多いと思いますが、この構想について市民から広く意見を募るパブリックコメントの実施が開始されています。

http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2017/05/20170522173101.html
「神戸港将来構想(案)」に関する市民意見提出手続(パブリック・コメント手続)の実施について

受付期限は6月21日(水)までです。私も意見を投稿しようと思いますが、まずは構想のイメージ図から読み取れる事を述べたいと思います。

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まずは新港突堤西地区の将来構想イメージです。つい先日もこのエリアの再開発事業者の公募が開始される件について記事を書きましたが、商業、文化、住宅機能を併せ持つ複合施設となる再開発ビルが条件となっています。その要件を基に描かれたイメージかと思われますが、気がついた点は以下です。

①再開発ビルの高層棟の高さが約100m。
②住機能を配した高層棟にバルコニーが無い。
③第二突堤が撤去されている。
④新港地区の中央、東部の構想が皆無。

①はまたもや悪法の景観条例による高さ規制によってポートアイランドのしおさい公園から見た場合に、山の稜線を遮らないようウォーターフロント地区では最高高さが約100m未満に抑えられています。これを機会に是非とも条例を廃止して欲しいです。皆様もパブコメに参加されるようであれば、是非とも高さ規制の撤廃を記載して頂ければと思います。

②はイメージ図を描いた作者が市の消防条例を知らなかったのか、住機能を備える要件を知らされていなかったのか。

③については突堤撤去の上、マリーナの整備も1つの選択肢としては「有り」かなと思います。ただコンセプトとして謳われているラグジュアリーな空間という表現が寧ろチープな気もします。アーバンリゾートという表現の方が受け入れられやすいのではないでしょうか。

④が1番の懸念です。2年間を掛けて構想案の立案をしたのにも関わらず、なぜ西部のみなのでしょうか。グランドデザインがある訳ですから、そこからの具体化が今回期待されていた事なのではないでしょうか。

他に新港突堤の沖合で光のショーが行われる事を構想案として挙げています。当ブログでも事ある毎に、神戸港での噴水ショーの取り入れには言及してきました。やるなら世界的な観光名所として紹介される位のインパクトのあるショーにして欲しいと思います。

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次に中突堤のイメージ図です。こちらは懸案である中突堤中央ビルの再開発が構想の中軸となる模様です。同ビルの建て替えと今や名ばかりターミナルである「かもめりあ」の改修・有効活用を図り、一体的なエリアマネージメントの再編が必要とされます。中突堤中央ビルの建て替えでは、現在もKiss-FMの本社スタジオになっていますが、例えばサンテレビやNHK神戸、FM801のサテライトスタジオも誘致して、スタジオパーク的なメディアビルとして整備する他、上層階にロケーションを活かしたオフィス機能を持たせたり、低層階は飲食店や雑貨店が中心となるモール化等が考えられます。かもめりあはほとんど意味を成していない後背地にあるタクシープールも合わせて再開発。新たなアーバンリゾートホテルを建設しても良いかもしれません。

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ポートターミナルは改修工事を終えたばかりですが、クルーズ船を受け入れる主要ターミナルですので、建て替えは妥当でしょう。しかし中突堤への寄港も今以上に頻繁になるような使い分けが必要ですね。

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新たなコンテナターミナルの人工島造成は恐らく最も厳しい意見に晒されるのではないかと思います。神戸港復権という点では目玉となるプロジェクトかと思いますが、これは市単独ではなく、中枢港対象の国家プロジェクトとして動かすべきかと思います。勿論、神戸港の復権は重要なのですが、個人的にはこの予算があるなら、都心やウォーターフロントの再開発、再整備にもっと割り振って思い切った投資が出来るのではと思ってしまいます。

何にせよ今後30年を見越した構想という事ですが、コンテナターミナル島はまだしも、挙げられているウォーターフロントの開発は全て10年以内の完成が妥当です。三宮もこの10年で姿を変えて行くはずですので、同時進行で進められなければなりません。これらに30年を掛ける時間的余裕は神戸にはありません。

category: ウォーターフロント

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2017/05/26 Fri. 06:00 [edit]   トラックバック: 0 | コメント: 4

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