こべるん ~変化していく神戸~

再開発や超高層ビルの誕生によって変化していく神戸の街並みを追っています。

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ウェルブ六甲道 

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今回はこれまで一度も取り上げたことのなかったJR六甲道駅前で復興再開発の完了したウェルブ六甲道を取り上げたいと思います。新長田同様に駅舎を含めて駅前地区が震災で大きな被害を受けた駅南側は早い段階から復興プランが策定され、東部副都心として位置づけた上で5.9ヘクタールの開発面積に対して、シンボリックな超高層ツインタワーを中心に14棟の再開発ビルを建設。灘区役所総合庁舎も整備し、文字通りエリアの中心的存在となりました。

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南第1地区として初期段階で進められたのがウェルブ六甲道2番街です。JR六甲道とペデストリアンデッキによって直結した地上30階建ての超高層複合ビルで店舗、事務所、住宅(170戸)、 駐車場が棟内に整備されています。完成は2000年4月。

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遅れて順次開発が進んだのが六甲道駅南第4地区。最も規模の大きいウェルブ六甲道1番街は地上33階建てで店舗、事務所、住宅(266戸)、駐車場(340台)を備えています。

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六甲道駅南第2地区には灘区役所の入る総合庁舎を初め、6棟の住宅・商業の複合ビルが完成しました。

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六甲道駅南第3地区はウェルブ六甲道5-6番街として4棟の複合ビルが建設されました。

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総じて六甲道駅前の再開発事業は賑わいや建物構成、景観等を含めてトータルバランスに優れた成功例として考えられます。快速停車駅である六甲道駅の利便性や灘区という立地性、駅前広場から続いて街の中心を芝生広場として整備し、周りを低層部に商業施設、中高層部に住宅を配した再開発ビルで取り囲むという配置プランニングも功を奏して、同様の再開発が進められており未だに開発の完了目処の立たない新長田地区とは大きな開きがあります。

六甲道も新長田も再開発ビルの構成要素やその開発手法にそこまで大きな違いはありません。しかし新長田はその開発面積や規模があまりにも広大過ぎたという点や街の成り立ちや背景にそぐわない開発手法を用いたことが現在の苦戦の要因となっているような気がします。最近は新長田もその方向性の転換を模索することで、健闘していますが、まだまだ前途は険しい状況が続いています。HAT神戸も潜在的な問題を抱えています。

そんな復興開発地区で六甲道は唯一の成功事例ではないでしょうか。


category: 六甲道

2012/04/18 Wed. 21:10 [edit]   トラックバック: 0 | コメント: 3

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