こべるん ~変化していく神戸~

再開発や超高層ビルの誕生によって変化していく神戸の街並みを追っています。

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5年ぶりの空撮 ~神戸都心上空~ 

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約5年ぶりにヘリコプターに乗りました。5年経った神戸を空から見てみると、実はあんまり変わってないなあ〜という印象でした。TV番組の「空から日本を見てみよう」も5年後の神戸を特集してくれましたが、あちらは神戸沿岸部全体を網羅した形だったので、それなりに動きがあったのだと思います。勿論、ウミエの開業、ノートルダム神戸、第一突堤再開発、メリケンパークのリニューアル、ザ・パークハウス神戸ハーバーランドタワーの完成等、ウォーターフロントではそこそこの動きがありましたが、三宮・元町の都心地区では空から見て大きく変わったのは三宮ビル北館と葺合南54号線沿いのワコーレマンション群くらいです。

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HAT神戸は一連のウォーターフロント同様に幾つかの大きな変化がありました。1番は中央左に聳えるサンシティタワー神戸の完成です。高さ131mと周辺では突出しています。右奥には神戸製鋼が長年凍結していた新本社ビル計画を始動・完成させました。

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今後大きく様変わりする予定の新港突堤基部地区です。神戸市から港都・グランドデザインが公表されてましたが、具体的にいつ・どのように再開発が開始されるのか全く不透明でした。第一突堤の再開発、第三突堤の新フェリーターミナル整備に続き、いよいよ第一突堤基部の再開発が住友不動産をはじめとする企業連合によって開始されます。この開発を実施するにあたり、市所有の港湾労働者福利厚生施設の移転や再編を年単位で地道に進めてきた他、地区内の企業と移転交渉を水面下で進め、約3ヘクタールもの開発用地を生み出す事に成功しました。これは評価されるべきかと思います。これから残りの地区の大半を占める民間の大手倉庫会社にどう開発を促進させるのか、更には都心地区とのアクセス性と回遊性をいかに高めるのか。基部西地区の再開発が開始される中で、これらの次の課題を検討していく必要があります。

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葉の色を染め始めた東遊園地の木々が美しく、それを取り囲むようにして立ち並ぶ高層ビル群はさながらプチ・セントラルパークのような感じもある旧居留地南地区。意図して高層ビルの集積が進められた訳ではありませんが、なかなかどうして風格のある景観です。耐震化工事が完了した神戸地方合同第一庁舎も第二庁舎と集約・統合し、高層ビルに建て替えられるべきかと思います。

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オフィス需要の高い三宮南地区と旧居留地北側地区。路線価も兵庫県内トップですが、長年に渡ってほとんど大きな動きはありません。今後、市庁舎2・3号館の建て替えやセンター街周辺の再開発によって土地の集約や再編が起きてくるでしょうか。イーラーイリリーが抜ける三宮プラザビル同様、フェリシモの本社屋建設に伴って空室が生じる神戸朝日ビルの動向が注目されます。

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そしてやはり何と言っても我々の視線は必然とこの場所に集まります。これからの10年で最も大きく変化を遂げる三宮地区。着工済の神戸阪急ビルに加えて、JRの三宮ターミナルビルも来春の閉館直後に解体が開始される予定です。それまでに新駅ビルの概要がいよいよ発表されるのではないかと思われます。先日、JR九州がJR熊本駅の新駅ビル概要を公表しました。延床面積10万7000平方メートルの巨大ビルとなるようです。このブログでも取り上げた熊本バスターミナル一帯の巨大ビル「桜町地区再開発」も着工しており、九州は福岡だけでなくインバウンド効果の恩恵も受けて大発展を遂げようとしています。JR三ノ宮駅ビルは開発可能用地に制限がありますが、熊本以上の規模でなくてはなりません。雲井通5・6丁目のバスターミナルビルも年内に基本計画が固まる予定です。これに伴い、中央区役所・勤労会館移転先の本命となる市庁舎建て替えも方向性がはっきりするでしょう。大阪・梅田大阪神ビルの建て替えI期工事が完了する来春から、阪急阪神はそごう神戸店の建て替え計画の検討も開始する可能性があります。阪急電鉄の市営地下鉄乗り入れの本格検討も始まります。これらの周辺ビルやインフラ整備と合わせて、駅前を歩行者空間へと変える「三宮クロススクエア構想」も本年度中に基本計画が固められます。三宮は史上稀にみる劇的転換期を迎えようとしています。

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バスターミナルビルの整備によって今後、大きく発展を遂げる三宮東地区再開発ではすでに旭通4丁目にて再開発が先行して進められました。神戸一の高さを誇るランドマーク「シティタワー神戸三宮」を中心にホテル棟、駐車場棟、低層店舗棟が約1ヘクタールの敷地に建設されました。周辺ではビジネスホテルの建設も活発化しています。JR三ノ宮駅の新東改札が開設され、バスターミナルビルが開業すると、交通の要衝・玄関口として現状の人の流れを大きく変える可能性があり、今後のポテンシャルは非常に高いエリアです。

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最後はなかなか変化のスピードが遅い対岸の都心地区を尻目に急速な進化を遂げているのがポートアイランドII期地区の神戸医療産業都市。広大な埋め立て地はすでに3分の2が医療施設、大学や企業の研究所、事務所、製造施設によって活用されおり、進出企業・団体数は300を越えています。今後も企業の進出は進む事でしょう。3年後には京に代わる後継機のスーパーコンピューターも稼働予定です。

三宮の再開発が本格的になってきたらまた空からダイナミックな三宮の様子を撮影してみたいですね。


category: 空撮

thread: 神戸 - janre: 地域情報

2017/11/13 Mon. 06:00 [edit]   トラックバック: 0 | コメント: 5

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Night Flight 大阪都心夜景 ~梅田上空から淀川を渡る~ 



今回は先日の国内出張時に大阪・伊丹空港を利用したので、着陸時に夜景動画の撮影に初挑戦してみました。

今年の9月1日より航空法の改定により、これまで禁止されていた離着陸時の電波を発しない電子機器の使用が解禁となりました。これにより旅客機の窓からの景色を気軽に誰もが撮影できるようになりました。

私が頻繁に使用する伊丹空港への着陸便は大概、生駒山上空を旋回してから大阪都心の東側を北上し、新大阪の上空を通過しながら、伊丹へ向かって高度を下げていき、最終着陸態勢に入ります。

梅田を含めた大阪都心上空はこの航路のお蔭で厳しい高さ制限が課されており、180-200mが界隈の超高層ビルの最高高さの限界です。しかしこの航路があるからこそ、離着陸時にはパイロットに「世界屈指」と言わしめる大阪都心の夜景を堪能することができます。特に真冬の空気の澄んだ日はまさに圧巻です。東京都心の場合、羽田を離着陸する旅客機が直接、上空を飛ぶ事は今の所ないので(議論はされていますが)、伊丹離着陸時程の迫力はありません。

今回、進行方向左の窓側に席が取れたのと、仕事でデジ一を持参していたこと、雨上がりで空気が澄んでいたこと等が奏功して、摩天楼眩い梅田周辺から淀川に至るまでのダイナミックな夜景を撮影することに成功しました(冒頭は苦戦しましたが・・・)。ブレードランナーやブラックレイン的な感じが出ているかと。

次回は神戸空港着陸時の神戸を撮影できる機会を得られたらと思います。

category: 空撮

2014/11/16 Sun. 08:00 [edit]   トラックバック: 0 | コメント: 3

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ダイナミックな神戸都心上空 

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前回に引き続き、ヘリ空撮による神戸上空です。今回は撮影した写真の中からよりダイナミックな都心エリアを抜粋してご紹介したいと思います。

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立体的な神戸の街は空から見た場合に最もそのダイナミズムを感じることが出来ます。これは南側に集中する高層建築と美しく区画整理された旧居留地を中心としたエリア、海側と山側の高低差等が相まって視覚的に訴えてくる効果なのでしょう。これに六甲の山々が背景に迫ることで、一層、街並が引き立つのです。

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この写真では高低差と高層建築が魅せるマジックがより顕著に表れています。

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神戸のシンボルストリート「フラワーロード」。

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旧居留地にはもう1本程、シンボル的な役割を担う超高層のオフィスビルがあると景観がグッと締まることになるでしょう。高さ的には150-170mは欲しいところです。

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東遊園地上空。都会のオアシスです。

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旧居留地を背後に絡めて。

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旧居留地上空。中央の大通りが京町筋です。

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海外では中心ビジネス街をCBD-Central Business Districtと呼びますが、旧居留地はまさに神戸のCBDですね。

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旧居留地と三宮の商業地区をゾーニングする役割を担っているのが、左に伸びる三宮中央通り。地下鉄海岸線が通りの地下に走っていますが、直線上にはHAT神戸が広がっています。将来的に延伸はあるのか。もちろん現状の赤字解消が前提ですが。

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神戸の表玄関・三宮駅周辺。こうして眺めると土地がないですね。駅上空の活用が今後の開発に大きな意味を持つことになるかもしれません。シティタワーの高さはダントツです。

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元町・南京町上空です。狭小ビルが密集しています。南側は大型のビルが多いですね。土地の狭い神戸の街では建物の敷地が非常に狭く、多くの地権者が存在しています。これが神戸に路面店街を発達させている要因の一つなのかもしれません。

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浜手バイパスは混雑する二号線を通らずにポーアイや神戸空港へアクセス路、43号線への迂回路として大きな役割を果たしています。またこの高架道路から眺める神戸の街並もまた格別です。来春に向けてハーバーランドの再生に期待が高まります。ノートルダム神戸もオープンし、第一突堤へ新ホテル進出の計画も固まりました。

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ウォーターフロントの北側に隣接している栄町通・乙仲通エリア。独自の方法で再生と変化を遂げている街です。トアウェストと並んで裏神戸を代表するエリアです。共同住宅の供給ラッシュによって居住人口も急増中です。

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ウォーターフロントの活性を更に高める為に、単なる遊覧船ターミナルとなってしまっている「かもめりあ」とその北側にあるロータリーの有効的な活用方法を検討する必要があります。場合によっては廃止して、中突堤中央ビルを含めた新たな敷地の活用という手段もあります。

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空から眺めると神戸の躍動感を感じることができる反面、この街の課題も浮き彫りになってくる気がします。都市行政のプランニングには街を空から眺めるということも必要であると感じました。


category: 空撮

2012/11/25 Sun. 16:02 [edit]   トラックバック: 0 | コメント: 2

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空から神戸を見てみよう -11/4はヘリコプターの日(でした)-  

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昨年に引き続き神戸市が主催する空の日のイベントの一環として神戸ヘリポートで開かれたヘリコプターの日に参加してきました。例年同様に市消防局や県警のヘリの展示、小川航空による有料遊覧飛行が行われ、5分間という短い時間ですが、空の旅を堪能(空撮を堪能?)してきました。

当日の天気は薄曇り。快晴とはいきませんでしたがまずまずの空撮日和でした。

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和田岬周辺の兵庫区南端部は神戸経済を牽引してきた重工業の街。しかし近年、日本の縮図を見ているかのようにこのエリアも工場の集約や縮小の煽りを受けて遊休地が目立ち始めました。こうした遊休地の活用にイオンモールやコーナン等の大型商業施設の進出が決定しています。将来的に和田岬線の廃線を控え、俄かに地域が大きく変貌を遂げる可能性が高まっています。都心に近接する工場の街が一部その形を残しつつも良好な商住工のバランスの取れた街へと生まれ変わるかもしれません。エリアに張り巡らされた運河の活用も期待されています。地下鉄海岸線沿線の人気も高まる可能性を秘めています。

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来春の本格再生を控え、着々と工事の進むハーバーランド。中核施設であるダイヤニッセイビルとモザイクを所有する三菱倉庫と再開発を担うイオンモールはこれらの施設に新名称を与えました。その名も「umie(ウミエ)」。各施設もHa・Re棟がumie NORTH MALL、旧神戸阪急棟がumie South MALL、モザイクがumie MOSAICと名称を変更。

イオンモールが発表したキャナルガーデンのイメージパースを見る限り、NORTH MALL、SOUTH MALL共に現在は一部、分断されている2階のデッキを完全に縦貫する形に改造。現代モール風に変更することで、歩きやすく両建物間の回遊性を高める構造にするようです。デッキ設置により店舗面積は縮小されますが、それ以上のメリットがこの改造によって生まれそうです。デッキ沿いのエントランスや店舗配置も気になるところです。

またNORTH MALLで稼働中だったソフマップは6階へ移動してコジマと1フロアで共同出店の形態へと変更。空いた5階には衣料品他、複数のテナントが入居するとのこと。3階のユニクロは一時休業し、来春の一斉開業に再オープンするようです。さて2階のコムサやABCマート、ライトオン他は同様に営業再開するのでしょうか。

ハーバーランドではこの他、煉瓦倉庫レストラン南棟にインテリアショップ、カフェとデザイン文具が入居し12/3にオープンすることが決定しました。片翼飛行だった同施設が、周囲の整備も完了してようやくフル稼働を開始します。可能であれば北棟も思い切ってテナント入れ替えを期待したいですね。

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やはり神戸が生き残りを掛けて発展を遂げていくには、オンリーワンである港の活用が欠かせません。ウォーターフロントは神戸が誇れる最大の財産です。これを使わない手はありません。早急に都心エリアと親水エリアのアクセス改善が急務です。乗るだけでテーマパークのようなLRTの導入を本格的に検討して貰いたいものです。

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中突堤、第一突堤には宿泊施設が整備されることなりました。各突堤をはじめ、エリア内の回遊性を高めるためにまずは「ハーバー~第一突堤」間でLRTを整備してはどうでしょうか。空から見るとウォーターフロントは整然と整備されていることが良く分かります。

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まさに絵になる代表的な都市ですね。景観という切り口ではほぼ完璧なプロポーションと言って良いでしょう。非常に美しいです。

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第二、第三突堤とその付け根にある倉庫群も将来的にはウォーターフロント構想において重要な役割を担うことになります。最近では旧神戸生糸検査所がデザインクリエティブセンターKOBEへと生まれ変わりました。レトロ建築を再生して創造拠点として活用するというのも神戸ならではの試みです。この広大なエリアは貴重な再開発用地です。水辺を活かした魅力的なエリアへと変貌する日を夢見たいですね。ホテルを併設したカジノの誘致やアーティストが集うデザイナーズ住宅やSOHO等、昼夜を問わずに人が集う文化発信と娯楽機能を備えた全く新しい親水都市になったら面白いと思います。

二突には縦に円筒型の高層タワー(ホテル、賃貸住宅、分譲住宅、オフィス)を四棟縦列させて、頂部には様々な用途を併せ持つ展望回廊によって建物が連結しているような新しく奇抜で全国や海外からも注目を集めるような新たなランドマークなんてどうでしょうか。これはシンガポールのマリーナ・ベイ・サンズにヒントを得たアイディアではありますが。本家は高さが200m級ですが、神戸は経済規模等や景観条例を考慮して100mでも十分なインパクトを持つと思います。

各突堤にはこうしたシンボルが並んで競い合う構図を考えたいものですね。

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浜手バイパスと阪神高速3号線の間に挟まれた西側の細長いエリアにも多くの上屋が存在します。この敷地はメリケンパークの北側パーキングから一直線上に阪神高速と平行している状態です。以前、私は阪神高速高架の撤去には浜手バイパスの活用策を考えていましたが、この細長い敷地の地下に阪神高速を通せば、旧居留地から親水エリアへのアクセス向上と視界の改善が図られる他、上屋のあるエリアも再開発が可能となるのではないでしょうか。もしかしたら市もこれを視野に入れているかもしれません。

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旧居留地エリアはセットバック方式で建物低層部の高さを揃えてスカイラインを統一しつつ、もっと高層化を進めると更に見栄えの良く効率的な都心部へと生まれ変わることができるでしょう。オフィス街は三宮駅前、旧居留地、ハーバーランドに集約して高度化し、他のエリアは商業、商住混在といったメリハリのある街へと改良を進め、神戸の街がまるごとテーマパーク化(ある意味ラスベガスのように)として機能する(現在もその趣はありますが)ことで魅力を高めて行くことができれば更に内外から人を呼べる街になるはずです。

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5分の飛行はあっという間で、神戸ヘリポートのあるポーアイへ帰還しました。前回も取り上げたポーアイは今や神戸の懐刀です。課題も多いですが、着実に進化を遂げています。

さて、次回の更新も空撮シリーズとなる予定です。よりダイナミックな都心部の様子をご紹介します。


category: 空撮

2012/11/22 Thu. 21:28 [edit]   トラックバック: 0 | コメント: 2

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