こべるん ~変化していく神戸~

再開発や超高層ビルの誕生によって変化していく神戸の街並みを追っています。

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神戸空港運営権民営化に向けてコンセッション始動 

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開港10年を迎えた神戸空港。都心から17分という立地と24時間運用可能な海上空港でありながら、30便/日の離着陸回数の上限設定や15時間/日の運用時間の設定といった足枷が響き、需要予測を下回る形で推移を続けてきました。日本航空の撤退、スカイマークの破綻等、外部要因によって空港が直面してきた困難を何とか乗りこなし、2009年には220万人台まで落ち込んだ搭乗者数も250万人台を回復。

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関西空港と伊丹空港の運営権が統合民営化されてオリックス及び仏バンシ・エアポートが出資する「関西エアポート」が運営を開始したの機に、神戸空港を含めた関西三空港の一体化運用の実現性が一気に高まりました。神戸市は2018年の運営権売却を想定し、コンセッションを始動。勿論、売却の想定相手先は一体運用が期待できる関西エアポートもしくはその関連会社であることは言うまでもありません。

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これまでは神戸空港についての言及をできる限り避けてきた関西エアポートの山谷社長も将来的な一体運営について強い意欲を示したとのことです。三空港が競合するのではなく、各立地においてそれぞれが地域の利用者の利便性を高めるよう運営されれば関西にとっても望ましいことですし、関西における航空需要を拡大します。

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神戸空港の利便性が高まり、更には国際空港になれば医療産業都市や都心への企業進出及び観光客の増加にも弾みがつくでしょう。但しこれを下支えする空港へのアクセスも今以上に改善される必要が出てきます。ポートライナーの増便のみでは追いつきません。阪神高速湾岸線の延伸も手伝って、バス会社は中四国等の各地域の拠点から神戸空港行きのリムジンバス路線を次々と開設するようになるかもしれませんね。

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神戸市は2018年の空港民営化を目指しています。関空/伊丹の民営化を機に全国の地方空港が民営化に向けて検討を始めました。仙台空港はいち早く民営化を遂げ、高松、福岡、新千歳空港も今後4年以内を目処に民営化を目指し、広島空港も検討を開始。これらは皆、国の整備した地方空港ですが、うまく事が運べば神戸空港は唯一、地方自治体空港での民営化例となります。便数と就航都市が増えれば神戸は立地の良さから非常に利便性の高い空港になることは間違いありません。それには規制撤廃が欠かせず、そして規制撤廃へ国を動かす唯一の方法は民営化による関西3空港の一体運用しかもう道はありません。

23日に開かれたコンセッション実施方針説明会には関西エアポートの他、伊藤忠や三菱地所、大手金融機関やゼネコン等、26社が参加。注目の高さを示しました。同空港の潜在能力が認められている証です。


category: 神戸空港

2016/09/24 Sat. 06:00 [edit]   トラックバック: 0 | コメント: 28

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