こべるん ~変化していく神戸~

再開発や超高層ビルの誕生によって変化していく神戸の街並みを追っています。

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モトコーが消える日とピアザ神戸の行方 

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4年程前にJR西日本がJR神戸線の都心部区間の高架耐震化を進める計画であるという報道がありました。当時は正直そんな事は到底不可能なのではないかと思っていました。しかしJR西は着手可能な場所から部分的に工事を進めてきました。そしてこの度、JR元町-神戸駅間の耐震化を本格的に進める為、モトコーと呼ばれる「元町高架通商店街」の店主に2017年3月以降の退去要請を行ったと新聞各社が報じました。

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高架下の北側が17年3月末、南側が18年3月末に借地契約が満了するとのことでこれを機に一気に高架下の耐震工事に着手したいというのがJRの方針です。同社の真鍋社長は定例会見で同商店街をリニューアルによる再整備で復活させる方針である事を明らかにしました。防犯や防火など安全面に配慮した店舗づくりを目指すとし、具体的には通路幅や店舗の面積、構造などを見直す方針とのことです。

ディープで昭和な神戸の一面を感じさせる同商店街は根強いコアなファンがいる一方、空き店舗も多く、治安面での懸念も指摘されてきました。個人的にはこういった場所があるのも神戸の大都市としての成熟性を示す事にもなるので存続して欲しいと思っていますが、綺麗に生まれ変わった姿も見てみたいという気持ちもあります。

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JR元町駅周辺の高架下付近でもすでに退去している店舗も多く存在します。これらの部分はすでに先行して耐震化工事が個別で進められているようです。

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ただ個人的にもっと気になるのはJR三ノ宮駅-元町駅間にあるピアザ神戸の存在です。

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モトコー以上の人出で賑わい、観光客への露出度も高い高架下商店街。バラエティに富んだ魅力的な店舗が多く揃いますが、アーケード街と同様に内向きに開けた構成になっていることにより、外側となる中央幹線沿いの景観は賑わいに欠け、非常に醜い状態です。道路を挟んだ向かいがさんセンタープラザであり、海岸通りと並んで神戸都心部内で随一の車通りを誇る大通りの景観はフラワーロードの以西になると急激に劣化感が激しいです。何とかならないものでしょうか。

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変わってこちらはJR神戸駅の高架下であるプリコ神戸の壁面です。高架下商業施設のリニューアルを機に改修されてシックな煉瓦調の壁面になっています。ピアザ神戸は各テナントにそれぞれ外壁部の装いも任せているようで、老朽感とチグハグ感が表通りに相応しくない景観を創り出しています。プリコのように改修を施して欲しいものです。ゆくゆくはこの中央幹線も閉鎖されて歩行者専用通りになるのであれば、今のままではまずいと思います。

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こちらはピオレ明石。中央幹線の歩行者優先化が成れば、高架下も今の内に向けて開けた構成も外側にも開放されていかなければならないかと思います。ピオレ明石のように外側にも開口部を多く設けていくべきでしょう。

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耐震改修工事は高架下に留まらず、JR三ノ宮駅でも目下進行中です。こちらの工事は完了までにまだ数年掛かるようです。たださえ狭苦しく人の多いコンコース内が更に息の詰まるようです。駅構内を改修したばかりではありますが、三宮ターミナルビルの建て替えに伴って、JRにはコンコース内の再構成を図ってもらいたいです。現状、駅舎利用者数とスペースが不釣り合いで、ラッシュ時や週末は人とすれ違うのも困難です。駅ビル側に店舗面積を集中する分、中央コンコース内は店舗を廃止して改札内外双方の通路や空間の確保・拡大を図り、神戸の中心ターミナル駅然とした風格を持たせてほしいと思います。

category: 高架下

2016/05/31 Tue. 06:00 [edit]   トラックバック: 0 | コメント: 5

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