こべるん ~変化していく神戸~

再開発や超高層ビルの誕生によって変化していく神戸の街並みを追っています。

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三宮ターミナルビルの解体工事始まる! 

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3月末に閉館したばかりの三宮ターミナルビルですが、新年度に変わっても我々が期待していたような建て替え計画の概要は発表されず、中期経営計画についても音沙汰のない状態です。JR西日本はいつまで沈黙を保ったままなのでしょうか。その一方、読者の方からは既存建物の解体準備を始める為の直前調査を行なっている模様を目撃したとの情報も頂いており、水面下では様々な動きがあるようです。

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そして遂に三宮ターミナルビルの解体工事が始まった模様です。2階の歩行者デッキに面した南側壁面に仮囲いや足場が設置されました。内部からは複数のドリルによる掘削の音が駅コンコース内にも広く響き渡り、建物の解体開始の狼煙が上がった事を強く感じさせます。

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一日に約24万人が乗降し、通行客も含めれば推定40万人以上の利用者がいる駅舎に隣接した駅ビルの解体です。すでに先行して既存ビル解体と新築建物の建設を開始している神戸阪急ビルも工事を二段階に分けて進めていますので、工期は5年という長期に渡っています。

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JRの場合、既存及び新築ビルの規模は共に阪急以上ですので、解体と新築工事に対しての合計工期は推定約7年が費やされるものと思われます。7年という長期に渡る駅ビルの不在且つ工事現場の駅前占領は賑わいという観点からは味気ないものです。しかしながら、これまでこの7年を心待ちにしてきたので、純粋に工事の進捗を楽しみたいと思っています。

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新駅ビルの建設予定地となる駅前広場の西側。すでに工事準備に向けて地下駐車場が閉鎖されました。

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駅ビルの建て替えに先駆けて、駅構内では改札内外の天井耐震化工事が実施され、天井の軽量化や柱の構造強化、美装化が行われました。公式発表によるリニューアルプロジェクトとして進められた訳ではないのですが、その内実は大規模リニューアル工事でした。

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工事完了後、通常のリニューアルでは必ず行われる案内表示関連の改修にも踏み込むのかどうか注目していましたが、改札内の階段/エスカレーター下の壁面にJR西駅共通の黒を下地とした行き先案内のプリントシートが貼られました。しかし今回の改修で進められる工事範囲はここまでが限界のようです。

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ちなみにこちらはJR姫路駅の階段下の様子です。壁面シートの案内の他に天井からの吊り下げ案内表示板が設置されています。

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姫路駅の改札内コンコースには他にもデザインを共通化した多くの案内表示が天井から吊り下げられています。

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同様に改札外コンコースにも駅外の施設に対する視認性の高いLED照明の案内表示が天井から吊り下げられています。これらの案内表示は過去1年内に更新されたものです。

今後、三ノ宮駅ではターミナルビルの建て替えと共にこれらの案内表示のリニューアルをぜひとも進めて欲しいものです。

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高架上のホームもかなり老朽化が進んでいます。屋根や柱、ホームの床もかなりくたびれた状態です。

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姫路駅のホーム屋根にはデザイン性や機能性を兼ね揃えた格子状の化粧パネルが取り付けられいます。駅ビルから案内表示までを含めてあらゆる面で姫路駅は三ノ宮駅の一歩先を進んでいる状況です。

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三ノ宮駅のホーム屋根から吊り下げられた駅名看板。これもリニューアル駅や最新駅と比較すると、ひと昔前の時代遅れ感があります。今回の天井改修に伴ってこの駅名看板の交換がなされるのかどうかを注目していました。

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しかしながら、なんといつの間にか下りホームの東側のみ新しい駅名看板に付け替わっていました!今後、他の全ての看板も付け替わるのかどうかを注視しています。これ一つだけならものすごく中途半端です。

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いよいよ三宮ターミナルビルの解体工事が始まりましたが、肝心の新駅ビルについて発表がないというのは何とも歯痒いというかもどかしいというか。加えて駅舎のリニューアルも綺麗になったのは確かなのですが、不完全燃焼感が拭えず、JR西日本が三ノ宮駅を一体、どうしたいのかが分かりません。やはり新駅ビルの概要がはっきりしない限りは駅舎を含めたリニューアルの最終形を示す事はできないものと思われます。

category: JR三ノ宮駅改修構想

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2018/04/09 Mon. 06:00 [edit]   トラックバック: 0 | コメント: 11

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Xデーはいつか? 

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いよいよ完全閉館が明日に迫る三宮ターミナルビル。37年の歴史にピリオドを打ちます。読者のsirokumaさんもコメントで仰っていましたが、目下、我々の最大の関心事はJR西日本がいつ新駅ビルについて公式発表を行うのかです。これは今に始まった事ではなく、ある意味このブログの最大のテーマであり、目標であり、目的とも言えるプロジェクトです。

来週から新年度を迎えるにあたり、多くの企業が抱負や目標を掲げた発表を行います。とりわけJR西日本にとっての来年度は重要な年となります。2013年3月に策定・発表された5ヶ年中期経営計画が今年度に終了し、来週より次期中期経営計画が始まるのです。

JR西にとって三ノ宮駅のリニューアルと駅ビル開発は広島駅ビルの建て替えと並んで恐らくこの次期経営計画期内で最も投資額規模の大きな花形プロジェクトになるのではないかと期待しています。

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さてXデーはいつでしょうか。前述の通り今期の中期経営計画は前年度内(3月前半)に発表されていますが、今回はやや遅れ気味といったところでしょうか。明日までに発表されるのか、それとも来週の社長定例会見で公表となるのか、はたまた更に先送りになるのか。

前例のとなる神戸阪急ビルの場合、既存ビルの閉館が2016年1月でした。その後、阪急が新ビルの概要を発表したのが4月。閉館から発表まて約4ヶ月間を要しました。しかしそれ以前に景観審議会に対して阪急から計画段階のデザイン協議申出が行われたのが2013年4月。そこから実に10数回の協議を重ねて、最終的に協議が成立したのが2016年12月。初期段階の水面下のデザイン公表から公式発表までに実に3年掛かっています。JR駅ビルについてもすでに随分前から固まったデザインについて神戸市との協議が行われているものと思われます。

最新の公示地価が発表され、神戸都心の商業地の地価も高騰し始めました。駅前地区で進みだした再開発を好感した上昇です。半年前の公示では三宮もようやく二桁の上昇率に達した事が話題でしたが、今回は20%超え地点が複数記録され、全国上位の伸び率となりました。JR駅ビルの内容やスケジュールが明らかになれば起爆的効果をもたらす事は間違いないはずですし、複数の大型再開発プロジェクトが重なるエリアは全国的にも注目を集めます。名古屋がその良い例ですが、近い将来、三宮が同様に新聞やビジネス雑誌で取り上げられる日が来るかもしれません。

自分のブログの記事を見返すと、2011年に初めて神戸市とJR西が新駅ビルについての協議を開始した事について取り上げています。更に2年後の2013年に高さ160mの新ビルを21年度に完成させる予定と朝日新聞が報じました。いよいよかと思いきや、以来、更に5年が経過してしまいました。

何の根拠もありませんが、地上40階 地下3階 最高高さ160m 延床面積120,000平方メートル 商業施設、オフィス、ホテル、駅コンコースの複合ビルという内容が私の個人的な予想です。まずはこれから週末までと来週前半のJR西の動向に注視したいと思います。

category: JR三ノ宮駅改修構想

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2018/03/29 Thu. 06:00 [edit]   トラックバック: 0 | コメント: 6

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JR三ノ宮駅天井耐震改修工事 

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完成まであと残り1ヶ月を切ったJR三ノ宮駅天井耐震改修工事。2年以上に渡って駅コンコース内が鉄骨の柱と梁、作業床で圧迫感のある暗い空間になっていましたが、ようやく大部分が元の開放感を取り戻し、更には照明の変更で明るく、天井の軽量化と柱の補強で安全な駅構内となりました。

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改修工事が本格化した際はここまで圧迫感がありました。作業床を支える柱が無数に設置されたので、コンコース内は溢れる人々で大変な混雑でした。

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軽量化された上で美装化された天井と梁です。補強された柱は以前の装飾デザインはほぼそのままに1.5倍近い太さになりました。

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改修以前は蛍光灯の照明が間引き点灯されており、今から思えば薄暗く150万都市の玄関駅とは到底思えない状態でした。

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最も大きな変化は中央改札外コンコースにもたらされました。改札口前の柱には配線が施されていたので照明演出かと思っていましたが、正解はデジタルサイネージでした。

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円柱の柱を六角形のパネルで覆い南北二面に画面を設置しています。同様の形で南側の通路にはデジタルサイネージが導入されていましたが、ようやく最も人通りの多い中央コンコース内にも設置が進みました。

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あまり大きな変化はありませんが、改札内も天井が綺麗になりました。ただ柱は触られていた気配がありません。

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特徴的な円形天井ですが、これも天井パネルのみが新装されてその他は以前のままのような気がします。

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東口改札外コンコースはまだ一部の作業が残っているようですが、ほぼ完成しています。

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かなりの期間を費やして行われてきた三ノ宮駅の天井耐震改修工事。以前と比較すると見違える程、明るく綺麗にはなりましたが、その主な目的は耐震化であり、美装化は合わせて行われた照明のLED化と各構成躯体の軽量化のついでに実施された感が強く、リニューアル工事開始前には必ず行われるプレスリリースや改修後の様子を示す完成予想パースも公開されませんでした。

JR西日本は管内にあるターミナル駅や主要駅のリニューアルを積極的に進めています。リニューアルを実施された駅や新駅では黒の下地に白文字をベースとしたコントラストが強く視認性の高い表示や案内版への変更も統一していますが、三ノ宮駅ではこれもまだ踏み切っていません。

今月末にいよいよ三宮ターミナルビルが全館閉館しますが、駅の公式リニューアルはあくまでも新駅ビルと共に行いたいという意図が読み取れます。階上のホームもだいぶくたびれていますし、駅ビルと共に一新される事を期待したいです。駅南側のバスターミナルI期ビルが完成すれば、高架下の神姫バスターミナルも移転するものと思われますので、一連の流れで新東改札の工事も進められるでしょう。さて、神戸阪急ビルの場合、既存ビルの閉館から新ビルの概要発表までに掛かった時間は約3ヵ月でした。

今月末に2013-2017年の5年間で進められてきたJR西日本の中期経営計画が終了し、次の5ヵ年計画が4月に示される事になります。この目玉として、JR三ノ宮駅とJR広島駅の駅ビル建て替えが具体性を以て盛り込まれる可能性は高いのではないかと期待しています。

category: JR三ノ宮駅改修構想

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2018/03/05 Mon. 06:00 [edit]   トラックバック: 0 | コメント: 1

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JR三ノ宮駅天井耐震改修工事 

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3月末の完了を予定して進められているJR三ノ宮駅構内天井の耐震改修補強工事。かなり完成形に近づいてきました。改札外コンコースでは東改札、中央改札共にこれまで視界への圧迫と通行の妨げとなっていた作業床とそれを支える鉄骨の梁と柱が全て撤去されて元の開放感が復活。

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残る作業は柱の仕上げとなりました。柱は鉄骨で補強して耐震性を高め、上から化粧パネルを取り付けていきます。

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これが完成形のようです。下半分はマットなステンレスのパネルで覆い、中央にアクセントとなる装飾が取り付けられています。上半分はこれまで通り白を基調とし、ボードで覆った後にマットな化粧シートで全体を巻きました。天井梁との接合部である柱頭は柱の太さに合わせつつも昭和初期の駅開業時から受け継がれてきた歴史ある石膏装飾のデザインを再現。クラシックとシンプルモダンの融合と表現すべきか。

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改札機前の3本の柱ですが、上部をよく見ると、鉄骨内部に他の柱には存在しない配線が見えます。これらの柱のみは照明演出があるのかどうか。

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これまでもお伝えしていますが、天井や梁は軽量化と耐震補強が図られた上で美装化されました。照明は全てLEDに交換されて明るくなりました。

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なぜか中央コンコースの一番北側の柱のみは以前の化粧パネルが巻かれたままで柱の上部だけが剥き出しになっています。これから他の柱と同様の耐震補強と美装化が図られるのでしょうか。

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東改札外コンコースも柱の仕上げが進んでいます。こちらには円柱だけでなく角柱も並びます。円柱と同じく下半分はステンレスパネルです。

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改札機前の二本の細い柱は手を加えられていません。補強されなかったという事は構造柱ではないのでしょうか。他との調和のために美装化は図られて欲しいです。

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ちなみに駅コンコース天井と柱の耐震補強工事はJR三ノ宮駅だけでなく、神戸駅、兵庫駅でも進められています。写真は兵庫駅の様子です。こちらも三ノ宮駅と同じで、柱内部の鉄筋補強の上から更に鉄骨の補強フレームを施し、化粧パネルを取り付けています。天井も補強の上で軽量化し、照明はLEDに変えられました。ただ改札外の天井はダウンライトではなく直管型のベースライトです。改札内にはダウンライトが一部採用されています。

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兵庫駅の柱下部の美装化には暖色系の石調パネルを選択。改札外コンコース内の全ての鉄骨柱と梁、作業床はすでに撤去済ですが、美装化の図られた天井とこれまでのままの天井が交互になっていたりと、チグハグ感が否めません。梁も手付かずですし、三ノ宮と比べると見劣りします。ただまだ作業途中ですし、当初3月末までだった工期は延長されているようですので、完成を待ちたいと思います。神戸駅は作業が最も遅れており、まだ完成してお披露目になっている部分はありません。

category: JR三ノ宮駅改修構想

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2018/02/13 Tue. 06:00 [edit]   トラックバック: 0 | コメント: 0

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